BESS DOMEは、ジオデシックドーム理論に基づいた、地震や強風に耐える強靭な構造となっています。ジオデシックドームの中でも、三角形を105個組み合わせた、5/8球体をベースに、1階壁面にあたる一層目の三角形を延長させることで、十分な高さの室内空間を確保しています。
BESS DOMEは、木製フレームをダブルで用い、オリジナルのコネクターで、球体を組み上げています。2階部分については、1階中央の柱から放射状に渡された梁と外壁フレームで支える構造となっているため、１階中央の柱以外に構造壁を設ける必要がなく、自由な発想の間取りレイアウトが可能になっています。
ドームはユニークな構造ゆえ、法律の分類にそのまま当てはまらないため、独自に開発を進め、直径20mまで可能な構造評定を取得しました。BESS DOMEは、住宅に限らず、様々な用途への広がりを秘めた構造なのです。
BESS DOMEは、直径8.2m、9.5m、11mの３サイズの躯体バリエーションを用意。小さなアトリエや住宅から、レストランやショップ、大きなプラネタリウムまで、様々な用途や土地に応じて選べます。
BESS DOMEの平面は15角形で、円に近い形となっています。この15角形から放射状に5方向に向けてエクステンションが設置できます。玄関や掃き出し窓以外にも、個室や浴室、カフェであれば厨房にすることでドーム空間を有効活用。15角形の床面とエクステンションを組み合わせ、DOMEの独創的な使い方をプランニングできます。
キットには「シェルキット」「ハウスキット」の２種類を用意。「シェルキット」は木製フレームとコネクター、外壁パネル等、外殻だけのシンプルなキットで、自分だけの"マイドーム"を自由に創り上げていきたい方に。「ハウスキット」はシェルキットの内容に、床材・屋根材・建具・螺旋階段・キューポラ・塗料などを加えた、住宅向けのキットです。
いずれもフレームには、2×6に加えて、より頑丈で、サイズやプランの拡張性がある２×10も用意し、積雪地にも対応しています。
BESS DOMEでは通気工法を採用。外壁と断熱材との間に外気が流れる層をつくり、ドーム頂部に設置したキューポラから壁内の湿気を外部に放出。これによって、結露を防ぎ、建物の耐久性を向上させています。またキューポラを立ち上げ、室内換気システムを向上させるオプションも用意しています。
